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カーブドッチ カベルネソーヴィニヨン

先日、テレビで新潟県のワイナリー、カーブドッチを紹介していました。
いかにも知る人ぞ知るという感じのお店ですが、首都圏からのお客さんがひきも切らないということでした。
そんなところを今まで知らなかったとは、自分の情報収集能力のなさに打ちのめされながらも、その店のHPからなんとか最後の一本のワインを購入することができました(基本的に店での販売のみで通販サイトではほんの一部しか購入できないようです。)。カベルネソーヴィニヨンの赤です。

さっそく、開けてみると、なんということでしょう。芳醇な香りが口いっぱいに広がり、味、香りとも最高にちかいワインでした。これが一本3000円あまり、とは!
有名ボルドーのセカンドだといわれてもおそらく誰もだまされてくれると思います。
前日のプログの発言を撤回します。日本の赤ワインにもちゃんと美味しいワインがあります。
ただし、このワイナリーは欧州種のぶどうを栽培して、欧州ワインの製法でつくっています。日本産のワインですが、和種のワインではありません。もちろん、だから悪いと言っているのではありません。いままで築きあげられてきた歴史を自分のものにして、違った気候風土に適応したぶどうを作り、そして美味しいワインを提供していることは大変素晴らしいことです。

で、少し思ったのですが、山梨にはたくさんワイナリーがありますが、その多くは甲府市にあります。
甲府市は盆地なので、欧州のワイナリーと立地条件が似ているのかなとも思ったのですが、標高はそれほどではありません。夏はかなり暑いです。おそらく、フランスのボルドーやブルゴーニュのほうがはるかに涼しいのではないでしょうか?カーブドッチが新潟でぶどうを栽培しているのもこの辺に理由があるのかもしれません。
温暖化は日本だけの問題ではありませんが、ワイン造りには確実に影響を及ぼしているように思われます。

ワインのこと

今日は牧場とは関係ない話です。

山梨はワインの産地として有名ですね。そう甲州ワインです。
私はこれでもワインには結構うるさい方です(あまり記憶力が良くないので、どれが美味しかった、というのをワインリストをみても思い出せないのが辛いところです。)。何年か前までは日本のワインだなんてとんでもないと思っていました。別に飲まず嫌いでそう思い込んでいたわけではなく、騙されたと思って飲んでみたら、本当に騙された、なんてことが何回もありました。味だけ似せた、とか最初の香りだけ、悪くはないなんてものあるにはありましたが、及第点には遠く及びません。だからといって値段が極端に安いかというとそんなこともありません。まさにいいとこなしでした。
でも、何年か前に旅行先で甲州ワインの白を飲んだところ、とっても美味しかったのです。それは、やや果実味を残しつつも辛めの爽やかなワインでした。ぶどうは和種の甲州ぶどう。辛口の吟醸酒にも通じるが、もちろん麹の後味は残らない。日本酒があまり好みではない私は、かなり得した気分で帰阪しました。
さっそく、同じワインを含め評価の高い数種類の甲州ワインを取り寄せてみました。値段はどれも1本2000円前後。同じワインはもちろん同じ味だけど、それ以外は...特に赤はダメでした。白は悪くはない。でもやはり何かが違う。答えはわかっています。気候も違うでしょうが、料理の違いがワインの味を変えてしまいます。こんなことは当たり前だと怒られてしまうでしょうが、フランスやイタリアのワインなら料理にあったワインをチョイスできますが、日本のワインにはそれはまだまだ先の話のように思われます。和食(とくに刺身など)に合う、という意味で甲州ワインの白は合格点を付けられます。しかし、だからといって日本のワインが欧州のワインに追いついたというのは全く違います。

暖房の話のまとめ

やっとまとめです。

1.ヒートポンプ熱源機を使用して、(基本的に)24時間運転する。蓄熱に関しては、それほど熱量が必要でない時や急激な温度変化に対応するためにしたほうが良いが必須ではない。
初期費用:ヒートポンプ熱源機(50万円)+温水パイプ+蓄熱材(補助的な使用)
電気代: (フル運転時) 27600円(平均単価22円/kwh,COP=3.0)。

2.夜間電力のみを使用する。そのために1日に必要な熱量を貯めておくことのできる蓄熱材を用意する。
初期費用:熱源機(ヒーターなど15.6kw相当)+蓄熱材(十分な容量が必要)
電気代: (フル運転時) 37500円(平均単価10円/kwh,COP=1,8h運転)。
問題点: 蓄熱を利用するので温度制御が難しい。

共通の問題点として、
・熱源を床下のみに設置した場合、各部屋が均一の温度になるのか?各部屋の強制空調が必要になるかもしれない。
・蓄熱材としてモルタルを使用する場合、故障時などのメンテナンス面で不安がある。

となりました。施工費などがわからないのでなんともいえませんが、電気代が月1万(年で5万円ぐらい?)の差なので初期費用に50万円ぐらいの差なら出るなら、1のヒートポンプ熱源機利用がリーズナブルという結論になります。

蓄熱材の話

またまた前回の続きです。

蓄熱材について調べて見ました。
単純に安価なのは水ですが、取り扱いが厄介です。貯水槽を床下に置くことも考えられなくも無いですが、メンテナンス性や万が一漏れた場合のことも考えるとちょっと難しいでしょう。また、熱交換には別のシステム(機器)が必要になり、結局は高くつくように思われます。

次に、前回の話から出ているモルタルやコンクリートで発熱体を覆ってしまうやり方です。これも安価です。(蓄熱式暖房器に使われているレンガも同じ考えです。)
ただ、やはりメンテナンス性では問題があるのは確かです。発熱体(温水ホースまたは電気ヒータ)を埋設してしまいますので、何らかのトラブルがあった場合にどうしようもありません。また、水でもモルタルでも比熱が小さく、顕熱型の蓄熱材はそれ自体の温度変化が激しいという欠点があります。蓄熱し終えた状態で45°で30°まで放出させるとして、その温度変化はそのまま室温の変化に現れることになります(もちろん、空気の暖まり方・冷え方の時間差があるので多少緩和されるはずですが)。

それに対して、潜熱蓄熱材というものがります。水和物なのですが、化学的には単純なものです。
例えば硫酸ナトリウム10水和物(Na2SO4・10H2O)は蓄熱量が155J/g(25->35°C)です。
水の3.7倍です。
もし、これの扱いが簡単で、安価に手に入るのなら、15.7kwのヒータで8時間温めれば一日分の熱量が確保できることになります。で、その量ですが、37kcal/kg なので 108000/37=2918kgとなります。発熱している間の分は蓄熱する必要はないとしても 2t近くは必要です。うーん、温度変化の緩衝材としては使えるかもわからないけど、これだけでやるのはやっぱり難しそうです。

暖房の話の続き(その2)

次に仕様のはっきりしているヒートポンプ熱源機で本当にこれまでのことが実現できるかどうか見てみます。

三菱エコヌクール レオ
定価は 寒冷地仕様で 346500+219450*2=785,400円
楽天価格で 50万円

外気温が7度のときで COP3.9。仕様表には親切なことに暖房能力と外気温度との能力特性表が載っています。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/works/nakatsugawa/econucool/eco_leo_spec_b.html
これから類推して、7度の時と比較して、0度で78%、-10度で60%の効率になる。COP値で言うとそれぞれ3.0、2.34。
電気代は別にして、絶対的な暖房能力は-10度で8kWと読めます。前回の計算では6kwでやや不足する感じだったので十分の能力があるといえます。

昨日の蓄熱材の続きですが、
蓄熱式床暖房に使われている蓄熱材で硫酸ナトリウム10水塩というのがあります。
値段はよくわかりませんが、蓄熱量は水の5倍と書いてます。(ついでにコンクリートは水の5/13倍らしい)

もし、この蓄熱材を使用することで夜間電力で全熱量を賄うことができるならヒートポンプユニットが必要なくなり、かなり初期費用が安くすむ可能性もあります。
ヒートポンプユニットの平均COP値を3として、総電力量は
108,000 kcal/day =125.6kwh/day なので 125.6/3=41.8 kwh 平均の電気代を22円として、月に27,627円。
ヒーターではCOP=1,夜間電力10円として37674円。その差約10,000円。冬季だけなので年に50,000円程度か。50万円稼ぐには10年かかる計算になる。
もちろん、これは電気ヒータ+蓄熱材が温水配管+蓄熱モルタルと同じ値段としての計算です。それと、蓄熱材の性質にもよりますが、モルタルよりも蓄熱材のほうが快適な温度域での温度変化が少ない性質があります。

暖房の話の続き

前回の続きです。

考えてみれば、暖房に必要な熱量は最も条件の悪い日を基準に考える必要があります。1日の平均で大丈夫でも、明け方がいつも寒いようでは意味がありません。
気象庁の気象データのHPから[山梨県]-[大泉]とたどって、
2010年で平均気温が最も低いのは 2/6の-4.5度でその日の最高気温は -2.9度 最低気温 -5.7度 でした。
ちなみに2010年中の最低気温の記録は 1/17の-9.2度でした(最高 4.2 平均-3.1)。

前回の計算でも外気温を-5度で考えていたので、1日の平均としては
25*120*1.5*24=108,000kcal/day
ぐらいの熱量が必要になります。これならCOP値が4ぐらいいけば1台,COP値2を想定すれば2台ヒートポンプ熱源機が必要となると考えました。
しかし、24時間運転でぎりぎりの熱量では、急激な温度変化には対処できません。
外気温が-10度のとき、1時間に必要な熱量は
30*120*1.5*1=5400kcal/h
となります。
定格の6kw(=5160kcal/h)の出力を得られたとしてもわずかに足りません。
でも、蓄熱材の熱容量に余裕があるなら、気温が下がりそうなときは、より高い温度に保つように制御することで平均化できます。
蓄熱材の熱容量の計算をしましょう。モルタルの熱容量は体積で水の約半分です。
モルタルの温度を45度として、一日に必要な分の熱量をモルタルだけで賄おうとすると、
108000/25*2=8640L=8.64㎥
施工面積を50平方メートルとすると, 高さ17.3cmです。
まあ、本当はモルタルじゃなくって、もっと体積あたりの蓄熱容量が大きくて施工性がよく、かつ安価なものがあればそれに越したことはないのでしょうが...ケーキを買ったときに入っている、あのフニャフニャしたやつで床下を充填するなんてのもステキなのですが...
ちなみにモルタルの値段ってどのぐらいなのでしょうね?
コンクリートは強度がどうでもよければ1L10円ぐらいでしょうか?モルタルでその2倍ぐらいかな?

暖房機

昨日の続きです...

暖房に関して、冬季の平均COP値が2を超えるなら、石油(FFヒータ,ボイラー)よりも電気(ヒートポンプ)のほうが有利だろうという結論に至りました。
ヒートポンプの暖房機器として電気エアコンと書きましたが、三菱電機のヒートポンプ式温水ヒーター エコヌクール(パネルヒーター/床暖房)という商品もあります。24時間、全館空調を前提とするなら、こちらのほうが使い勝手はよさそうです(問題は価格ですが...)。
以上の話では電気代は通常料金(20円/Kwh)を想定していましたが、深夜電力を使用できるならそれに越したことはありません。といっても、そもそもヒートポンプではそれほどの温度勾配をつけることはできませんし、そうしようと思えば思うほどCOP値は悪くなります。(エコキュートでもなるべく低温で貯水したほうが効率はあがります)。
蓄熱材として蓄熱用モルタルを利用した工法?があります。幾つかのバリエーションがありようですが、代表的なものは基礎下に電気ヒータをシート状にしたものを敷き、その上にモルタルをかぶせます。そのヒーターを深夜電力で動かし、モルタルに蓄熱します。まあ、これはこれでありなような気もしますが、いくつか気になることもあります。まず、第一に地面とモルタルには断熱していないので、ヒーターの熱はどんどん地面に吸い取られていきくはずです。もちろん、基礎断熱はされていますが、それにしても、寒冷地には向かないと思われます。これに関しては、モルタルの下に断熱材を敷いてから、施工すれば良いようにも思いますが、おそらくそれでは別の問題があるのでしょうね。第二に床下のすべてあるいはほとんどが、モルタルで占められてしまい、配管などの点検が一切できなくなってしまいます。こちらの方がはるかに問題でしょう。水道配管や基礎の状態が点検できなければ、万が一のとき、えらいことになってしまいます。
もう少し考えれば、すぐにエコヌクールの出力をモルタルで蓄熱すればいいんじゃないの?ということになります。ちゃんとありました。モアという会社がHPを出してました。まあ、これはヒートポンプ式の温水ヒータと温水ポンプがあれば誰でもできそうなのですが、意外と商品として出しているところはこの会社以外見つかりませんでした。この方式なら、蓄熱式暖房機とヒートポンプのいいとこ取りですね。まあ、問題は温水パイプでモルタルに蓄熱するのがどの程度可能かでしょうね。エコヌクールは温水を床暖房かヒーターパネルかといった熱を必要とするところの比較的近くに供給しますが、このシステムでは床下からの輻射(あるいはガラリからの放熱)によって熱を伝えることになります。よって、より床下基礎の断熱性能が要求されることになります(ようするに床下基礎が魔法瓶のようになっていないとロスが大きくなってしまう)。
それと、費用の点でもエコヌクール本体の値段はわかりますが、あまり一般的でない商品なので、実際の購入価格も問題になるでしょうね。
でも、更に良く考えると、ヒートポンプ温水ヒーターってエコキュートそのものですよね。
貯水量 460L 焚き上げ温度65度 外気温 -5度 室内目標温度 20度 熱損失Q=1.5 床面積 120㎡の場合、
25*120*1.5*24=108,000kcal/day
45*460    = 20,700kcal
って、全然足りないじゃん!いくら何でもエコキュート5台は無理だし、高い。
じゃあ、モアのシステムでヒートポンプ熱源機としてエコキュートを使うことはできないのかな。タイマーと温度センサーがいるけど、深夜時間帯はモルタルの中の温水パイプに通水して、モルタルをあたためる。
エコキュートの定格加熱能力はダイキンのカタログから6.0kwとして、
6kwh =5160 kcal
108000/5160=21h
ということで、定格でずっと動かし続けられたら大丈夫ということになります。
でも、6kw というのは COP値を4.4ぐらいで計算しているようなので、厳寒時でかつ余裕を見れば2台をフル稼働させなければならないでしょうね。
とすると電気代は
1.365kw*2台*21h*30日*20円=34398 円!!
オール電化プランでも、
1.365*2*30*(10h*7円+11h*30円)=32760円
って全然安くない!

エネルギー種別の熱量

寒冷地での暖房について灯油の可能性も考えてみます。

まずは、純粋に熱量と価格だけに注目してみます。

エネルギー量は灯油1Lと電気10kWhがほぼ同じです(これはそうなるように定義したの?というぐらいの偶然です)。
で、少し単位の勉強です。
1J = 1 Ws
1kWh = 1000W * 3600s = 3.6MJ
1 cal = 4.1858 J
1kWh = 860.0 kcal (= 3.6MJ)
灯油1Lの発熱量は 8500kcalで、 8500 kcal = 35.579 MJ
よって、灯油1L = 電気10kWh としても 1%程度の誤差しかないことがわかります。

次に価格です。
これは地域や時期により変動があるのですが、寒冷地の配達価格であることを前提に多少灯油は高い目に設定します。
灯油 90円/L
電気 
 従量電灯B
   22.17円/kWh(東京電力 500kWhを使用した時の電力量料金の単価、基本料金を除く)
 深夜電力B
  10.6円/kWh(東京電力 基本料金を含めた料金 ただし、マイコン制御機器は15%割引がある)
おとくなナイト10
  昼間(8-22) 31円/kWh、夜間(22-8) 9.48円/kWh
   (東京電力 基本料金を除く。通電制御型夜間蓄熱式機器は1kVAにつき月178.5円の割引)
電化上手(オール電化)
   朝晩(7-10,17-23) 23.13 昼間(10-17) 33.37(夏季)/28.28円/kWh、夜間(23-7) 9.17円/kWh
(東京電力 基本料金を除く。通電制御型夜間蓄熱式機器は1kVAにつき月136.5円の割引)

単純に考えれば、灯油1L90円に相当する電気は221円もするので、全く勝負になりませんが、電気にはヒートポンプという強い味方があります。
電気ヒーターや夜間蓄熱式暖房機のCOPは1です。いくら、深夜電力が安くても石油ヒーターのほうが熱量的には有利そうです。
少し話はそれますが、夜間蓄熱式暖房機とFF式石油ヒーター(ファンヒーター、または輻射式ヒーター)を比較した場合はどうなのでしょうね?蓄熱式のほうはCOP値は1なのですが、蓄熱・放熱によるロスがバカにならない様な気がします(また、暖め足りないときは他の暖房方法を用意しておかなくてはならない)。一方、FF式ヒータは熱効率85%などと謳っていますが、それはかなり理想的な場合ではないでしょうか?外気温が-10度のようなときを想定すれば、かなりの熱量を屋外に放出していることが考えられます。(もちろんFF式ではない石油ストーブは効率はいいですが、匂いや換気などの面で採用できません。)

次にエアコンです。寒冷地向けの凍結に対応したものがあります。
最新のエアコンではCOP値は6.0を超えるものもありますが、これはあくまでも外気温7度、内気温20度の話です。低温度暖房能力もたまに書いてあることもありますがこれでも外気温が2度の時の数値です。外気温が-10度の時のCOP値はないものかと探したところダイキンのプレス発表(平成19年2月)でビル用の業務エアコンで3.18というのがありました。それから4年も経っているのですから、家庭用にもこの技術が採用されているものと希望的観測で考えます。
深夜電力と普通の電気代の差も考慮して、平均のCOP値が2を超えるようなら、蓄熱式暖房機やFF式石油ヒーターよりかはエアコンのほうが有利そうです(蓄熱式暖房機のロスも多少考慮して)。

以上で、暖房に関して、経済的には寒冷地でも電気エアコンがもっともよさそうだという結論になりました。問題はエアコン機器の値段です。全館空調に十分な能力のエアコンはカタログをみると100万円を超えるようです。一応参考までに日立の業務用の機種を挙げておきます。
RAS-AP112HN(日立 新型寒さ知らず)
これ以外に三菱やダイキンからも寒冷地向けの機種がでています。

あと、工事にがどのくらいかかるかわかりませんが、地中熱利用ヒートポンプはランニング的にはかなり有利でしょう。井戸を掘るついでに、この地中熱利用ヒートポンプ用の工事も出来ればいいのですが、おそらくそうは行かないのでしょうね。

給湯に関しては、熱量的には蓄熱式のエコキュートが有利なのはもちろんなのですが、蓄熱ロスを考慮すると、石油ボイラーとの差はかなり微妙なようです。深夜電力を使用した場合、10kwhで70円なので、平均COP値が2として、蓄熱によるロスが30%であれば同等ということになってしまいます。まあ、でもこれはかなり寒い時の話で、年間を通じてのCOP値は4程度になるとすると、やはり圧倒的にエコキュートが有利ということになります。

雇用助成金

これも気が早い話ですが、立ち上げ時は別としても、馬の数が増えてきたら、どうしても手伝ってくれる人が必要になります。ボランティアでやってくれる人が見つかればいいのですが、そうは上手くいかないでしょうから、パート(短時間労働者)を含め人を雇うことを考えないといけません。
といっても、まともな給料を出せるはずもないので、雇用時の助成金がないものか、少し探して見ました。
有望なのが3つあります。
1.被災者雇用開発助成金
2.3年以内既卒者トライアル雇用奨励金
3.3年以内既卒者(新卒扱い)採用拡大奨励金
です。
それぞれに条件があります。共通しているのはハローワーク経由で雇用すること。
1.は東日本大震災発生時に被災されて、その後就業されていない方が対象なので、来年の夏の開業では少し難しいでしょうね。
3.は大学等を卒業後3年以内の既卒者が対象です。大学といっても短大や専修学校等も含むのですが、正規雇用しなければなりません。
2.はこれら2つに比べて制約が緩いように見えます。新規学卒者で就職先が未決定(大学でなくて良い)。3ヶ月の有期雇用期間(トライアル期間)を設けます。そして、トライアル期間終了後に正規雇用するかどうかを決めれば良いことになっています。
それぞれ、助成金額もまちまちですが、2,3でも被災者の場合は上乗せがあるようです。
それ以外にも細かい条件はいろいろあるので、実際に助成対象になるのはハードルが高いのかもわかりません。
まあ、こんなのもあるぐらいに思っておいたほうがいい制度なのでしょうね。
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プロフィール

かず

Author:かず
馬乗りです。
妻および愛娘(犬)あり。
世間一般には中年あるいはおじさんなどと呼ばれる年齢ですが、かたくなに認めません。
愛馬と家族とともに牧場を開業中です。

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