FC2ブログ

コロナウイルス対策の私見((2)

ついに全都道府県を対象に緊急事態宣言が出された。
ここに至る経緯はのちに検証され評価されるであろうが、すくなくとも現時点までの政府の対応が賞賛に値しないことは確かだ。
日本でここまで対応が後手後手に回ってしまったことは大きく2つの原因がある。
1つめに感染拡大を防げなかったことは、政治家および国民の危機意識の欠如および検査数を増やす努力を怠ったことだ。
先に収束を迎えた韓国では民間の検査機関を使って検査能力を確保した。もちろんいろいろ言い分はあるだろうが、なるべく多くの人を検査して疑いのある人の囲い込み/隔離ができていれば、ここまで危機的な状況にはならなかったはずだ。
日本には優秀な人材がたくさんいるだろうに、なぜ、このようなときに頭角を現すことができないのだろうか?
今回のような危機的状況のときにこそ、専門家の意見を取り入れ、さまざまな傍論をシャットアウトする度量がリーダーには求められる。自分が陣頭指揮を取ることが適切ではないと判断したなら、然るべき人を然るべきポストに付けて権限を与えることはできないのだろうか?

で、2つめはIT環境の遅れだ。
日本は交通網の整備やインターネット環境などインフラ面では世界有数である。そのためてっきり世界の中でもIT化が進んでいる国の一つだと思わされてきた。しかしながら実態は全く違う。確かに一部の分野においては高度に発達しているが、それはやはりガラパゴス的進化と言わざるを得ない。
今回の件でも、所得が減った人に現金給付をするかどうかの議論が進まないが、政府が一人一人の所得を把握できていないことがもっとも大きな障害ではないか。全員に現金を配るとなると公務員など所得の減っていない人にも税金からお金を配ることになる。一方、10万円ぐらいでは焼け石に水だという人もたくさんいるだろう。
せっかくマイナンバー制度を導入したのにこのようなときに活用できない。すべてのお金の流れを把握できれば、本当に困っている人に必要なだけの資金を渡すことができるはずだ。
前年同月比で売り上げが下がったらもらえる助成金があるが、コロナとは関係なく売上が下がったのかどうかを審査する必要がある。それに時間がかかりなかなかもらえないのでは元も子もない。でも、これもすべてのお金の流れを把握できていればすぐに給付できる。
もっとも、IT担当大臣がハンコを守る会会長(正確にはちょっと違うけど)だというブラックジョークにしか聞こえない人選をしている時点で『だめだこりゃ』だが...。
世界的に見ればITの世界は完全にクラウドの波に飲み込まれていて、その中での戦いになっている。
日本中のお金の流れを完全に追跡することぐらいは技術的にはなんとでもなる。しかしながら政府や役人の頭はIBMの大型コンピュータやNECや富士通のPCから進化していないらしい。(ハンコ文化との融合とか言っているのでひょっとしたら江戸時代から進化していないのかも?)
政府系のシステムで一般人に関係するのはe-taxとe-govだ。
e-taxはやっとましになったが、e-govは残念を通り越して哀愁を感じさせてくれる。この開発にいったいいくらつぎ込んだのだろうか。社会保険関連の複雑怪奇な書類の山を電子申請システムですっきりできると期待したが、これでは台無しだ。厚生労働省も伏魔殿なのだろうか。
システムの出来は別にしてe-taxとe-govを統合して、税金(所得)と社会保険を一元管理するだけで政府と地方自治体がやるべき仕事の大半はできてしまうのではないか。
いっそうのこと今はやりのAIに任せたらはるかに効率の良いシステムが出来上がってしまったりするかも。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

ホームページ
八ヶ岳ホースケア牧場
プロフィール

かず

Author:かず
馬乗りです。
妻および愛娘(犬)あり。
世間一般には中年あるいはおじさんなどと呼ばれる年齢ですが、かたくなに認めません。
愛馬と家族とともに牧場を開業中です。

カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
カウンター